家の中の仕事を与える

子育て中には、子供にお手伝いをさせる方もたくさんいらっしゃいます。大正解です。小さい間からお手伝いをさせることは、子供の成長段階では必要不可欠だと言っても過言ではないと思います。

私は「お手伝い」という言葉はちょっとそぐわないと思っているので、ここではあえて「家の仕事」という言葉を使います。どうしておも、お手伝いというと、子供が主体的に働く感じではなく受動的な感じがしませんか。では、なぜ受動的だとだめなのでしょうか。どうして小さい間から子供に「家の仕事」あえてさせる必要があるのでしょうか。

答えは明白です。将来、使える人になるためです。

では、詳しくお話しましょう。

 





家族の一員という自覚をさせる

小学校1年生に質問してみます。

「家の仕事って何がある?」

一言聞いただけで、子供たちはたくさんの仕事を見つけ出して、「はい。」「はい。」と挙手をしてくれます。黒板がいっぱいになるぐらいの仕事を発表します。思いつかない人はいないと思いますが、少し挙げておきます。

・靴をそろえる。

・新聞を取ってくる。

・箸を並べる。

・弟や妹の世話。

・布団を上げる。

・洗濯物をたたむ。

・風呂掃除。

 

中にはこんな強者も。

・料理

・洗濯物を干す。

・スーパーでお買い物。(この校区、徒歩圏内にスーパーないんですけど…汗)

などなど、みんな頑張ってるんだなあ。と感心させられます。

そうなんです。家の中にはやるべき仕事が毎日山ほどあって、それを主婦又は主夫ひとりで片付けるのは負担が多きすぎます。家族の仕事です。誰がやってもいいんです。いや、全員やらないといけません。(自分がひとりでやるのが嫌なわけではありませんよ。決して!)

いずれ子供たちも大人になって、家の中の仕事を全てすることになるのですから、小さいうちから「知っておく」ことは無駄にはなりません。自分の気持ちに余裕のある時だけでも構いません。やってもらうために下準備のいるものもあります。失敗ばかりかもしれません。下手で当たり前、そこは大人が大人の心で大きく受け止めてあげて心からでなくても笑って「ありがとう」を伝えてあげてください。大好きなお母さん又はお父さんからそう言われるだけで、子供は愛されていることを実感します。

 

 



 

自己肯定感を高める

親から愛情をたくさんもらっている。と感じられる子は、当然、自己肯定感が高い子になります。そんなこと知ってるわよ。って思うかもしれませんが、親って、子供に十分愛情を注いでいるつもりですけど、受け取る側が未熟だってことを意識できている親は少ないです。

どういうことかと言うと、親は子供のために命を捨ててもいい。とか、病気や事故に合ってしまった時などは、できることなら変わってあげたいとか、大抵の人は考えると思います。その思いというのは、大人の感覚では「当たり前」な話ですが、子供の方は親がそんなことを思っているなんてことは知りません。これはオーバーな例えでしたが、子供の頑張りがすごいなと感じた時は「すごいね。」、靴を脱いだあと揃えれれるようになったら「もう覚えたんだね。」とか、手伝ってくれたら「ありがとう。助かったよ。」とか、ひと言添えてあげるととても喜びます。当たり前です。私だって褒められると嬉しいんですから、子供ならなおさらですよね。

叱ったり、注意したりすることは場面に出くわした時にすぐ言って聞かせることはもちろん必要ですが、褒めてあげることは子育ての中では絶対に必要です。1叱ったら10褒めるくらいのつもりでフォローしてあげてください。街中で見かけるお母さんの鬼の形相がとても怖いです。どう見ても10叱って1褒めるくらいの人が多いように思います。私は子供たちが小さい間は、子供たちがぐずったり騒いだりすると、「きちんとしつけが出来ていない親」と周囲の人から思われていないか、そのことだけを意識していました。だから大声で叱り飛ばす。最低です。

周りのおばさんはそんなこと考えていませんよ。あんな頃もあったな。懐かしいな。子育てってあっという間。可愛いな。声かけると気味悪がられるよな。ぐらいのことしか考えておらず、逆に大声で叱り飛ばしているお母さんを見ると「可哀想。あんな親に育てられて。」と思ってしまいます。やめたほうがいい。だからと言って、公共のマナーを無視していいということではありません。お店の中を走り回ったり、騒いだりするのは決してよいことではありませんので、その時はとっ捕まえて「店の中を走ってはいけません。」と教えてあげてください。何度も、何度もです。覚えるまでです。子供には、どうしても言うことを聞かない時期がありますので、連れ歩いて買い物に出かけるのが苦痛であれば、夫や祖父母に預けて土日にまとめ買いをするなど、工夫してください。そんな時期は極力、叱る機会をつくらないことも大人の配慮です。

 

周りが見られる子にする

子供にはたくさんの経験が必要です。何をさせるにもとにかく始めての経験です。

小学校5年生で家庭科の授業がスタートしますが、針を使う時、包丁を持つ時、ボールやざるを洗う時、様々な場面で「この子は経験がないな。」と感じる子が年々、増加してきていると思った時がありました。今ならもっとその数が増加していると思います。

不器用です。

手先をしっかり使ってきていないのですから、脳がしっかり発達してこなかったのでしょう。学習面も少々心配な子が多かったです。就学前までに、たくさんの生活体験を積んで来なければ頭のいい子には育たないと以前にもお伝えしてきました。

世界の初等教育は6歳からこちらも参考にしてみてください。

脳がしっかり働かないということは、学習面だけでなく人間として「気の利く行動」ができないです。先が読めませんので、何が必要か→自分がどう動くか。次の行動を先読みしてできない子供ばかりです。いわゆる指示待ちですね。言われたことは完璧にできる。だけど応用ができない。そんな教員も増えてきました。そんな先生が指導するのですから、気の利く行動ができる子、周りが見られる子が減るわけです。

できれば幼児期から、子供が達成感を味わうことのできる仕事を与えてあげてください。そして、少しずつ仕事を変えていけばたくさんのことを知り、学ぶことができます。豊かな人間性を育むことができます。

 

社会に出て困らない

私は子供たちに手本にしてもらえるような人間でありたいと思って仕事や子育てをしてきました。そのお陰で私の周囲には素敵な人しか集まってきません。無理に人に合わせたりもしませんが、不思議と気の合わない、ちょっと嫌なことを言ってくるような人はしばらくすると離れていきます。

空気を読む、周りの人に気を配る。生きていく上で絶対に必要というわけではないと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は人間社会で生きていくためには必要な術だと思います。自分の主義主張を曲げてまで相手と関わることまではしなくていいと思いますが、周囲の人の気持ちを察する能力は持っていたほうが生きやすいと思います。自分の気持ちも大切、相手の気持ちも考える。そんな気配りができる子供たちが社会を作って行くとしたら未来は明るいですね。


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